
2021年3月、この八畳間をアトリエにすることにきめました。ほとんど全て廃棄し、雑巾できれいにしました。家具や陶芸器具等アパートから引っ越しし、ここでの陶作をできるようにしていきました。
この写真は、引っ越したばかりの状態です。

これは、電気炉、作業テーブル等を設置し、一応陶作ができるようにした状態です。

この写真は、当時のベランダからの外の風景です。木々の緑が眩しい環境で気が休まるイメージかと思いますが、真夏になると鬱陶しいほどの緑になり、邪魔な緑になっていた感があります。

これが、アトリエ開設前の一階の物置状態です。両親が、詰めに詰めた状況です。最初はどうしようかと悩みました。
とりあえず、廃棄業者に頼み片づけてもらいました。ただし、今後使えそうなものは吟味し、後日改めて廃棄か使用するか判断しました。
食器や衣類で手付かずのものもありましたので、廃棄前のチェックは必要と思います。また、後日使用しなくなったとしても、リサイクルショップで売ることもできますので、即断は禁物かと思います。

これが、廃棄後の状態ですっかり何も無い状態となりました。こういう状態が目の前に現れると、いろいろなイメージが頭の中を巡ります。
どんなことでも、スタート時は楽しくおもしろいものと思います。会社でも、新しいことをするときは気分もウキウキ状態であったことを思い出します。

しかし、べニア張りのままでは、暗いイメージでテンションも下がってしまいます。今後のことを思い、白いペンキで塗ってみました。素人ながら、まずまずの出来栄えと自負しています。この一連の一階のリホームの間は、まだ父も健在で私の行動を見ては、このスペース何に使うのかとよく聞かれたものです。
ちなみに、八畳程度の広さですが、三時間程度で塗り上げました。

先程の二階、確かに陶作できそうな環境になったように見えますが、最初は水道がありませんでした。粘土を扱う以上、水が必要なのですが、わざわざ階下に降りバケツに水を入れて、二階まで持っていって陶作していました。流石に一年もすると大変さが身に染みて、水道を設置することとしました。
このシンクは中古販売店で購入したものです。意外と新品を探すより種類豊富なものから選択でき、何といっても安価であるのが魅力です。

これは、一階天井に付けたLED電灯です。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、これまで棒状の蛍光灯1本が付いていました。やほりこれだけですと暗く感じられ、また寿命を考えますとやはりLEDかと思いますので、この際更新いたしました。同様に二階も棒状蛍光灯が4本ついていましたが、明るさが今一つの感がありましたので、こちらもLED電灯に更新いたしました。

表紙はまだ手付かずのアトリエの全貌ですが、昨年生垣の手を入れるタイミングを失って、このようにグリーンの勢いが強すぎジャングル状態になってしまったことは、昨年のホームページで記述した通りです。
アトリエ構築のために周辺の対応の必要も感じ、まずは生垣を剪定ではなく、今後の管理のしやすさからフェンスにするために除去しました。この写真がそうですが、フェンスを作るまでは物置状態が丸見えで、少し恥ずかしい思いでした。

生垣を削除した後、フェンス設置のため業者に整地&鉄線を敷いてもらいました。私も知らなかったのですが、整地の際かなり大きな石が数個あり、その除去ご苦労をおかけしました。流石に三人で行えば、一日でここまでできてしまうのだなと感心いたしました。また、ごの画像部だけでなく、アトリエ周辺にきれいに鉄線を張り巡らしていただきました。ここで、どうも業者の方がアトリエ側面の一部に凹みを作ってしまったようです。確かに外観少々気になりますが、いろいろと付加価値を付けていただいたので、「お気になさらないでください」と言いました。(その時の気持ちとは裏腹かな?)

コンクリートにすると、やはり見映えが良くなります。これで、昨年悩んでいた雑草との闘いは終わります。(ただし、敷地内まだ雑草エリアがありますが・・・)ここで、ふと心配になったことがありました。雨が降ったあと、水たまりができてしまい乾き難くなるのではと思いました。早速業者に確認しましたところ、市道側に流れるようにスロープにしてあるとのことでした。
実際雨の日に確認し、水たまりができないことを確認されたようです。業者としては当たり前のことかと思いますが、流石だなと感じ入りました。このあと、フェンスが付きます。

フェンスが付きました。最初のイメージとは若干違いましたが、色がブラウンで、裏の林とうまくマッチしています。最初はフェンスの色もブラウン/グレー/ホワイトと3種あるとのことでしたので、最初は汚れを意識してグレーを希望していました。しかし、グレーは他の色との単価がアップするとのことで(事前見積もり範囲を逸脱するとのことで)仕方なくブラウンにした経緯がありました。ただし、今後予定している窯のレンガの色とは同系色であり、同調するのではないかと今から楽しみです。

このエリアは、将来薪を使った窯を作ろうとしている場所です。とりあえず、単なる物置状態をフェンス等設置するタイミングでコンクリート化しました。この状態ですと、この写真の右からの風雨に晒されてしまうので、現在耐火カーテンのようなものを模索中です。まだ先のことですが、目標としては年内に窯を作る予定です。大きさが高さ50cmくらいの大物も作ることも目標です。これまで高さ20cm程度が限界の良いでしょうか。大きな飛躍です。ついでに、写真正面ももう少し見た目きれいにした方がよいでしょうか。

先日の写真にも写っていましたが、窯を作ろうとしてた場所に木の丸太を将来を見越して置いておりました。先回の写真できれいにコンクリート化しましたが、事前に母屋の裏に移動しておきました。ただし、私が移動したのではなく、コンクリート化の際に業者の方にお願いしてしまいました。この丸太の径は30~40cmの長さが30~40cmもあり、重量が20~30kg近くあります。結構難儀しておりましたが、お陰様で楽をしてしまいました。今年は、この丸太の薪化もミッションとなっています。

この写真は、先の木の丸太にした後の状態です。流石に根元の径は50~60cmとかなりあり、根が地中に大きく張めぐされていることが推測できます。よって、根こそぎというわけにはいかず、このように3m程度残しました。既に2年経っており緑の枝がまた大きくなりつつあります。この生命力には驚きです。
そもそも、この大木のカットは薪化するためにカットしたわけでなく、枝が近くの電線に大きく被さっており、何れ市からも指摘を受けることも予想されたのでカットした次第です。
このカットが薪化に発展し、私が窯を作ることの決断を促したとも言えます。

アトリエの一階は単なる照明だけの物置でした。当然陶芸作業をする環境ではなく、電気コンセント、水道はありませんでした。昔の人はおそらく、川の水を用いロクロを足踏みで回していたのでしょう。明かりも油で・・・ やはり現代は違います。効率よく作業ができる環境で、ベストのイメージが沸くように整えます。作業環境が良いからと言って、良い作品が生まれる保証はありませんが・・・
とりあえず、将来の頭の中のレイアウトに基づいて少しずつ整えております。写真の200Vコンセントもその一つで、電気窯の導入計画があり設置しました。

この写真は、アトリエの二階へ上がる階段を下から見たところです。右側がアトリエで、この階段下も単なる物置状態でした。両親がここにあった洗濯機で(今は母屋二階へ移動)、農作業後手ぬぐい等を洗っていたようです。また、何のために使用したのかわかりませんがドラム缶もありました。こういった物を片付け、今回のコンクリート化に便乗しました。(当初予定に入っていませんでしたが・・・)今後この空間は、粘土置き場にしようと考えております。

アトリエ開設とは言っても、写真のように古い食器棚のように転用品を多く使用しています。写真にも写っていますが、子供小さいときに使用していた生活用品を、この日のために捨てずに保管しておりました。こういったプラスチック容器等は、ちょっとした計量に便利で重宝しております。
また、左の白いカラーボックスや右のスチール書棚も同様、転用品で片づけるのに便利です。

この箪笥も転用のひとつですが、見ていただいてお分かりのように、取っ手が壊れていて表面も剝がれそうな状態です。左の鏡も最初はむき出しでなく、右とともに観音扉でした。このような箪笥ですが、これは私が幼少のころに両親が購入したもので(ひょっとしたら、親戚からの贈答)、55年以上経っているものです。当時テレビが白黒時代で、漫画をよく観ていましたが、その時のシールが貼られたままです。このシールが懐かしくこの箪笥を廃棄せずに使用しています。

また、転用です。この椅子は一階の物置にあったもので、片づける際に捨てずにおいていたものです。実際外見は古いのですが、
座ってみると機能上全く問題ありません。
40年以上前、現在の母屋の前の家でダイニング用に使用していた椅子ですが、当時の生活を懐かしく思い出します。
現在はこの椅子に座り、成形等の作業をしています。

これはラジオです。アトリエ開設を機会に新調しました。作陶していて、もくもくと成形しているのも土に集中できて良いのですが、気楽にBGMやちょっとした朗読を聞くのも成形行為が楽しくなる手段かと思います。成形にはいつも二時間程度かけていますが、結構あっという間に時間が過ぎてしまいます。好きなことをしていると時間が過ぎるのを忘れてしまうと言いますが、正に体現しているかと思います。

実家の裏は雑木林で、放っておくと木々が直ぐに茂ります。この写真はこの地主がこういった状況を放置できないとの判断から木々を選ったのだと思います。この写真は3ケ月程前の写真ですが現在は既に緑が地表を埋め尽くしています。
前に敷地内の木の伐採について記述しましたが、今後の薪のために放置されている伐採木々をいただいておこうと思っています。これから寿命まで何回焼成できるかわかりませんが・・・
トリエの裏がこういった緑の環境であることは、陶作する上で創作意欲を湧き出させてくれます。
今回は写真がありません。これは現在構想中のアトリエのアップデートが無いことを意味します。しかしながら、先月末に建設業者に依頼していたアトリエ1階の水道敷設とその東側に作った築窯用スペース周辺の耐火カーテンの工事日程が決まりました。(各々6/13、6/20)実は6/7に見積もりを入手していましたが、少し高いと値引き要求をしていました。本日その結果のTELが入って、工事着工の運びとなったのです。水道敷設は将来の電動ロクロの想定設置場所に設置することとし、一部水洗い用のシンクも新調しました。以前写真でも示しましたが、東からの風雨には折角作った窯もびしょ濡れになってしまうので、耐火カーテンを設置することにしました。7月にはもう少し実家の敷地内の廃棄を進め、8月以降に築窯に取り掛かろうと計画中です。

アトリエ1階に将来の電動ロクロ設置のための水道敷設を始めました。見積もりも正式に確認していないフライング状態でありますが、次のスケジュールもありGOを掛けました。この写真は工期1日目の状態でシンクを置く場所を確保したところです。この続きは来週末になります。業者の配慮で私が土曜日と日曜日しか実家へ行けないことで合わせてもらいました。来週が楽しみです。

この光景に思い当たる方もいらっしゃるでしょう。ここは、将来窯を作るところで、最近まで薄紫波状プラスチックで覆われていたところです。父が何かの物置のために設置したのかと思います。今は見ていただいているように林が丸見えです。このように片づけたのは、窯を作った後風雨を避けるとともに多少屋外の部屋としても機能させるために耐火カーテンを設置することが目的です。おそらく、この勢いでいけば今月中に完成するのは間違いないでしょう。

本日、日曜日にも関わらず業者の方が、私が土日のみしか休日が取れないということで、わざわざ出勤して下さり水道にについては完成した。この部屋に手洗い場がないのは、やはり不自然でしたのでシンクも設置しました。将来は電動ロクロを設置し、成形作業をするところとする予定です。
水道配管は水色のむき出しですが、白地の壁にはうまくマッチしているように見えます。(業者の方にはむき出しでいいのかと何度も聞かれましたが・・・)また、排水も勾配を設けていますので溜まることなく流れるよう施工していただきました。

耐火カーテンも取り付けてもらいました。しかしながら、当初イメージしていたものより柔らかく、強い北風には耐えられそうもないものでした。打合せ時にもう少し詰めておけば良かったのですが、ここまで乖離するとは思いませんでした。
やはり、もう少し手を入れる必要があり、追加で一部北側についてはトタン壁で覆うことにしました。現在見積もり確認中です。社内でもそうですが、意思疎通を図るのは重要なことで思い込みは禁物です。

ようやく想定した手作り窯設置場所が完成した。耐火カーテンを付けたものの、赤城おろしの北風の勢いで耐火カーテンが吹き飛ばされる状態でありましたが、写真のように防風壁を作り凌ぐことができそうです。
これからは、いよいよ窯のデザイン化とその実行あるのみです。